ご相談事例
- 2017.06.13
- 更地に借り入れをして、マンションを建築する事例
状況
90歳の地主です。高齢であり手足が不自由であり判断力も衰えてきました。
この度、貸家の入居者が退去することになりました。
この貸家は耐用年数を超えており、いつかは建て直しをしなければ、と思っていた物件です。
今般、退去に伴って、取り壊しをすることに決断されました。
取り壊すことで、土地が更地になります。
商業地域の土地ですので、更地のままにすることは、有効ではないと考えました。また、更地のままだと相続税も相当額かかります。
そこで、借入れをしてマンションを建築することになりました。
ところが、借入れの手続きやマンション建築の手続き、事業計画書作成、その後の家賃管理、修繕計画などは、高齢者にとっては負担が大きいです。
これらの手続きや今後の管理には代理人が必要だと感じています。
ご提案
信託を取り入れるご提案をいたしました。
ご提案後のメリット
結果、次のような効果を得ることが出来ました。
①本人以外の方が借入の申込み、必要書類の収集を行うことができる。
②本人以外の方の名前で、事業計画の承認、建築請負契約書の締結ができる。
③本人以外の方の名義で不動産を所有することができる。
④本人以外の方の名義の通帳に家賃を入金できる。
⑤本人以外の方が家賃管理を行い、水道光熱費の支払などの決済ができる。
⑥本人以外の方が建築後の水道光熱費の契約、管理契約など各種契約を締結できる。
注意:本人以外の方が契約したり、家賃を受取ったりしますが、目的外の使用は禁止されます。